卒業生からのメッセージ(その5)

プログラミングとはどんなものか全く知識もないまま入学した私ですが、情報工学科は基礎から勉強できる環境が整っており、先生や先輩方の手厚いサポートもあったので安心して4年間学ぶことができました。そして、4年間一緒に学んだ仲間の存在も大きく、グループで課題をこなすときはもちろん、個々で取り組む場面においても仲間同士で助け合いながら課題をこなしていくことで、より絆を深めることができました。大学で出会った仲間は似たような職種に就くことも多く、社会人になっても顔を合わせる機会がよくあると思います。みなさんも将来仕事の相談をしたり、愚痴をこぼしたり、大学時代の思い出話(いいことも悪いことも…)ができるような関係を築き、仲間を大切にしてください。

私は入社当初は医療機器の開発を担当していましたが、開発のターゲットとなっているモノについて理解を深める目的で薬学の修士課程に出向した時期があり、現在は医薬品の基礎研究をしています。情報系とはまったく異なる生化学の分野ですので、情報工で学んだことを使う機会がないのでは?と思われるかもしれません。ところが異なる分野の中でも情報系のスキルは役立つもので、医薬品の開発に必要となる種々の化合物を管理するデータベースの構築業務にも携わっています。ほかの卒業生とは異なる変わった経路を歩んでいますが、私のように情報系の仕事がメインでなくとも、大学時代に学んだことは必ず活かすことができます。ですから、今目の前にある物ごとを先生、先輩や周りの仲間とクリアしながら、充実した学生生活を送れることを願っています。

興和株式会社
杉浦友香


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