こんな学生がいます 〜 情報工学科学生の1日

★三重大学を目指す皆さんへ!

興味がもてる学科や志望先を選ぶことができると、大学の4年間が有意義なものになると思います。入学前に一度Webシラバスを見てみて講義内容を調べてみるのがおすすめです。

大学に入った後は、いろんな人と話をしたり自分で調べたりして、自分の知らなかった様々な分野のおもしろさを知って、最終的に自分の興味のある方向へ進んでいく事ができたらいいかなと思います。

毛利君.JPG M くん(3年生)

三重大学を選んだ理由の一つは、自宅から大学へ比較的通いやすいことです。また情報工学科を選んだ理由は、大学に入る前からプログラミングをしていて、プログラミングを含めコンピュータに関することについて学びたいと思ったからです。

入学してみたら想像以上に自分の学びたいことが学べると思いました。プログラミング以外にも、コンピュータがどう動いているかといったことについても興味があり、それらのことについての講義もあるので、幅広く勉強ができます。先輩や後輩との交流も活発で、その交流のなかで、サークルに入ることにもなり自分の興味のある競技プログラミングに進めてよかったです。

昨年からできた「計算研究会」に入っています。同期も含め、先輩や後輩から、情報系の様々な分野の話が聞けて自分の刺激になっています。サークルでの僕の主な活動は、ICPC(競技プログラミングの大学対抗コンテスト)への参加です。このコンテストでは、3人1組で対戦し、与えられた課題について個人の実力だけでなく、メンバー間で協働してプログラミングを行う、チームワークが大切な競技です。一昨年、昨年に続き今年も国内予選を勝ち抜き、12月16日~17日に行われるアジア地区予選への出場を決めることができました。

今年の大学祭では、VR(バーチャルリアリティー)の体験会や、IT技術の解説などを行いました。僕は人工知能(AI)に関する話をしました。将来は大学院に進んで、このような分野の研究を続けたいと思います。

ここでは、情報工学科の現役学生の学生生活の様子を紹介します。

N さん(4年生)

7:00 起床

9:00~ 9:30

研究室のミーティング (研究進捗報告)
9:30~12:30 研究室で、課題の取り組み (週1で、英語と文献輪読があります)
12:30~13:30 昼食・昼休み @学食
13:30~18:00 研究室で、課題の取り組み(分からないことがあったり、いき詰まったときなどは、先生や大学院生の先輩とディスカションをします)
18:00~21:00 部活動 (吹奏楽団)
21:00~24:00 帰宅・夕食など
24:00 就寝
  image1 (1).JPG
演奏会のリハーサル中です

研究と部活動と

私は、吹奏楽団に所属しており、週に4日、練習をしています。

勉強や研究との両立がたいへんではありますが、部活でも情報工学科でも友人がいて、大学生生活がとても充実しています。

部活では、冬の定期演奏会を終え、今はコンクールに向けて練習しています。

研究室では、5月に合宿研修(学外で一泊)があり、7月には中間発表会が予定されています。

授業では、試験前に友人と一緒に勉強して、前向きに取り組んでいます。

大きなイベントの後などには、みんなとご飯を食べに行ったり、飲みに行ったり、遊びに行ったりして楽しく学生生活を送っています。

K くん(4年生)の水曜日

9:00 研究室に出席

9:00~9:50

授業の準備(予習など)

9:50~10:20

専門英語 @研究室ミーテイングルーム
10:30~12:00 講義「専門英語」@工学部校舎
12:00~13:00 昼食
13:00~17:00 研究室で、卒業研究に取り組む
17:00

研究室から退席

研究室内.JPG

留年について 

普通に授業を受けてちゃんと勉強していれば留年することはないと思います。ですが、アルバイトに一生懸命になってしまったり、遊びに夢中になってしまって、勉強がおろそかになると、ほぼ確実に留年してしまいます。留年すると、モチベーションが下がるし、就職活動も不安だし、退学してしまう人もいます。僕は3回留年してしまっていてとても大変な思いをしました。(自業自得ですが)

当然、留年はしないほうがいいです。

4年間全力で遊んで、勉強して、自分のやりたいことに向かって努力すると、楽しい大学生活が送れます。高校生のみなさん、がんばってください。

I 君(2年生)の金曜日

6:00 起床
7:30~9:30 通学(自宅から、近鉄を利用して通学しています。)
9:30~12:00 講義「人工知能」@工学部キャンパス
12:00~16:20 昼食など
(講義をとっていない、空きコマです)
16:20~17:50 講義「工業数学」@工学部キャンパス
18:00~20:20 通学
20:20~25:00 帰宅、夕食、勉強、趣味
25:00 就寝
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三重大学の最寄り駅である近鉄名古屋線・江戸橋駅

通学について

自宅から通学しています。自宅(大阪方面)から三重大学までは、片道で約2時間かかります。

たいへんだと思うこと
早起きしなくてはならない。 乗り継ぎがかなり悪いのと、終電の時間が早すぎる。
よかったと思うこと
地元の友だちと頻繁に会えて、遊べる。家族にご飯をつくってもらえるし、家事をしなくていいし、気楽で落ち着く。

授業について

1年次は、基礎教育(数学や英語など)が大部分を占めます。時間割は、かなりぎっしりと詰まっていました。

2年次は、専門科目が多くなります。授業のとり方によっては、空きコマ(授業をとらない時間帯)ができ、金曜日は13時から16時までが空きコマになりました。空きコマの過ごし方は人それぞれですが、私の場合は、情報工学科専用の計算機室で実験や演習の課題をしていることが多いです。余裕のある時期には、同級生の下宿先(大学周辺)で遊んだりすることもあります。


K さん(1年生)の水曜日

7:30 起床・朝食

8:50~12:00

演習「情報科学基礎および初級プログラミング演習」@情報工学科 計算機室

12:00~13:00

昼食
13:00~14:30 講義「スタートアップセミナー」@教養教育校舎
14:30~16:20 空きコマ
16:20~17:50 講義「情報工学概論」@工学部校舎
18:00~19:30 サークル活動
20:00~23:30 帰宅・夕食・趣味・予習など
23:30 就寝
イラスト.tif

女子は少ないですが..

私たちの所属する情報工学科は、高校のときに比べればたしかに女子学生が少ないです。

"えー、いろいろと心配・・・" なんて思いますか?

でも、人数が少ないだけあって顔もすぐに覚えられたし、お昼ごはんを食べたり、課題をしたり(課題は、家で一人でやってもうまく進まないので、学科の計算機室でみんなと教えあって取り組むほうがいいですよ。)、とにかく一緒にいる時間が多く、自然と友だちになってしまっているので、大丈夫です。

人に話しかけるのが苦手だったりしても、趣味が全く違っても、なんとなく仲良くなれるものです。現に、私たちの学年もそんな感じだと思います。案外うまくやっていけるものですよ。


N さん(3年生)の前期・火曜日

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三重大のキャンパス内には、休憩できるところがたくさんあります。学食には、朝食もあります。演習課題が長引いて帰りが遅くなる日は、みんなで夕ごはんに行きます。
8:00 起床
8:40~10:20 講義「データ構造アルゴリズム論」@工学部キャンパス
10:30~12:00 講義「コンピュータネットワーク」@工学部キャンパス
12:00~13:00 昼食・昼休み
13:00~16:10 実験「情報工学実験」@計算機室でプログラミング演習(21:00までは残っていてもOKです)
16:30~24:00 自宅で勉強したり、バイトしたり、自由時間
24:00 就寝

学科の雰囲気,授業について

私の学年は、女子6人、男子54人です。入学当初は、この中でやっていけるかどうか不安でした。

でも、1年生からグループワークや演習課題を一緒にやる機会が多いので、今では、みんなでにぎやかな学生生活を送っています。女子学生でも大丈夫です。

プログラミング課題はなかなかたいへんですが、講義後に演習室に残って教えあったりして、課題ができたときの達成感はとても気持ちが良いです。学習環境が整っていて、先生方も熱心に教えてくださるので、意欲のある人なら、自分の力を伸ばす可能性は無限大です。


T 君(2年生) の木曜日

7:00 起床
7:40~8:20 自宅からの通学です
8:50~12:00 講義@工学部キャンパス
12:00~13:00 昼食・昼休み(情報工学科の学生フリースペースや図書館の学習エリアで過ごします)
13:00~14:30 講義@工学部キャンパス
14:30~21:00 情報工学科の計算機室で課題作成
21:00~24:00 帰宅、夕食、趣味
24:00 就寝

授業について

僕は、障がいがあり手足が不自由です。大学生活はどうなるのかと、とても不安でしたが、友達に支えてもらって楽しく過ごしています。

入学当時、僕はプログラミングについては、ほとんど知りませんでした。初心者の僕が授業についていけたのは、演習のサポートをしてくれる大学院生のティーチングアシスタントの方がいたからです。積極的に質問に行くとよいと思います。

進路について

大学院へ進む予定です。コンピュータや情報分野の新しいことを次々と学んでいるので、この学びを将来に生かすことができればと思っています。

サークル活動など

書道サークルに所属しています。年に3回、学内での作品展示会があるので、それに向けてがんばっています。

また、生協学生委員会にも所属しています。とても忙しいですが、企画を考案して実施していくことに、たいへんやりがいを感じています。


K さん(2年生)

私の前期の時間割です。 18:00以降は、アルバイトまたはサークル活動をしています。

1 計算機ハードウェア 人工知能
2

情報科学

上級プログラミング演習 人工知能
物理学実験 情報理論 電気回路 計算機言語論
物理学実験 ホームルーム
計算機ハードウェア 工業数学
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私が三重大学・情報工学科を選んだ理由

中学生のときに受けた授業がきっかけで、プログラミングに興味をもちました。自宅から通えるので、迷わず三重大学を志望しました。1年生の教養教育では、心理学や法律学や食に関するおもしろそうな講義を受講できました。

また、サークルで知りあった他学部の友人と話すのは、新鮮で楽しいです。

進路について

今、小中学生と関わる機会が多いアルバイトをしています。 将来は、子どもたちに情報工学のおもしろさを伝えられるような仕事をしたいと考えています。


T 君(2年生)の木曜日

テニスコート.JPG
ソフトテニス部の練習場所であるテニスコート
全面が人口芝の綺麗なコートです
8:00 起床 (下宿から自転車通学しています)
8:50~10:20 講義「計算機ハードウェア」@工学部キャンパス
10:30~12:00 演習「上級プログラミング」@学科電算演習室
12:00~13:00 昼食・昼休み @学食
13:00~14:30 講義「計算機言語論」@工学部キャンパス
14:30~16:00 情報工学科の電算演習室で、課題のプログラム作成
16:30~19:30 クラブ活動
19:30~24:00 夕食、入浴その他
24:00 就寝

クラブ活動について

受験生の皆さんは、大学の部活動(特に運動部)は厳しくて勉強との両立が大変・・ というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。僕の所属しているソフトテニス部の練習は、週に3回で、学業との両立は十分に可能です(大会前には練習の回数は増えますが)

部活動では、三重大の他学部の友人(同期、先輩、後輩)と、固い友好関係を築くことができます。また、他大学との試合もたくさんあり、そこでもたくさんの友達ができます。

進路について

高校生のときから、国公立の三重大学へ入学するからには、大学院へ進学しようと決めていました。今は、その目標に向けて勉強もがんばっています。


I 君(4年生)の火曜日

Team I.T.I. with M.JPG
ACM-ICPC 国際大学対抗プログラミングコンテスト
国内予選に参加しました。

8:00 起床
10:00~12:00 ディスカッション (所属している研究室で、
各々の研究進捗状況発表と討論)
12:00~13:00 昼食・昼休み@学食
13:00~17:00 研究室で卒業研究の課題に取り組みます
(講義に出席する日もあり)
17:00~21:00 アルバイト(大学内の総合情報処理センターで、
非常勤職員をしています)
21:00~24:00 帰宅、夕食
24:00 就寝

アルバイトについて

三重大学キャンパス内にある、総合情報処理センターでアルバイトをしています。

私は、夜間の担当で、センターを利用中の学生対応が主な仕事です。情報工学科で学習してきた私にとっては、特に難しい事案はありませんし、学習したことを実際に活用できたりするのも楽しいです。

教員の方からの依頼に応じて作業を行うときには、他学部の先生方とお話できたり、センターの主機械室に入ることができたりと、有意義な経験ができます。また、待機時間には自分の勉強をしたり、一緒に仕事をしている先輩方に相談したりすることもあります。


R君(3年生)の水曜日

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情報処理技術者、応用情報技術者、
基本情報技術者の資格を取りました

8:00 起床
8:50〜10:20 講義「制御工学」@工学部キャンパス
10:30〜12:00 講義「統計学」@教養教育キャンパス
12:00〜13:00 昼食・昼休み(お昼は主に学食で友人達と食べています)
13:00〜 講義「情報工学特別講義」
16:10
17:00〜18:00 夕食・アルバイト先へ
18:00〜 アルバイト(学習塾で講師のアルバイトをしています)
21:00
21:00〜22:00 アルバイト先から帰宅
22:00〜24:00 勉強・入浴など
24:00 就寝

授業について

1年生のあいだは、語学、物理、数学(微分積分、線形代数、確率統計など)の基礎科目が主です。情報工学科の電算演習室でのプログラミングなどの演習は、初歩からていねいに教えてもらえますので、十分ついていけます。 2年生からは、専門科目が本格的になり、実験や演習も増えます。3年生の夏には、工場見学やインターンシップ、情報系の資格試験対策の集中講義もあります。

学習サポートについて

大学院生の方が、学部生の学習や生活の相談にのってくれます。授業での分からない部分を解説してもらえ、定期試験のアドバイスもしてくれます。また、「縦コン」という情報工の大学院生と学部生とのコンパがあり、学生どうしのつながりも充実しています。