• TOP
  •  
  • >
  •  
  • トップニュース
  •  
  • >
  •  
  • 2年連続でアジア地区予選に進出:ACM-ICPC国際大学対抗プロコン

2年連続でアジア地区予選に進出:ACM-ICPC国際大学対抗プロコン

6月24日(金)に開催された ACM-ICPC(国際大学対抗プログラミングコンテスト)国内予選で、情報工学科学生のチーム KNN Manhattan Distance が34位(参加384チーム)となり、2年連続で国内予選を突破しました。10月15日(土)~16日(日)、つくば国際会議場で開催されるアジア地区予選つくば大会での活躍が期待されます。大学別順位(各大学の最高順位の比較)では、三重大学は第22位(参加93校中)でした。

KNN Manhattan Distance のメンバーは、熊谷朋彦君(2年生)、毛利真士君(2年生)、土井優輝君(4年生)で、競技プログラミングなどに興味をもつ情報工学科の学生サークル「計算研究会」に所属しています。

「計算研究会」は、昨年度のアジア地区予選つくば大会に出場した学生メンバーが立ちあげた三重大学公認学生サークルです。放課後に自由な雰囲気のなかで、プロコンに関する情報交換や数学談義などの交流を楽しむことが主な活動内容です。計算研究会からはICPC国内予選には3チーム編成で臨み、新人育成の一歩となったようです。

予選当日、KNN Manhattan Distanceは、スタートと同時に熊谷君がプリンタ出力を受け、すぐさま3問めの問題分析に入りました。一方、土井君と毛利君はモニタを見つめ1問めの検討。ほどなくして、プログラムを作成する毛利君のリズミカルなタイプ音が聞こえてきました。

後半では、問題の意味が分からず、解き方の道筋を見いだせないピンチに陥ったそうです。また、ICPCの特徴である3人チームで取り組む難しさを痛感し、連携戦略が足りなかったとの思いが残ったようです。情報工学科学生は講義や実験、研究活動で忙しく、練習時間が多くはとれないなかでも、よりたくさんの問題数をこなし、個々のレベルを高め、もっと上を目指したいとの決意を新たにしていました。

H28 ICPC 予選突破2.jpg
「世界大会出場を目標にしています!」(左から毛利君、土井君、熊谷君)
H28 ICPC 予選突破1.jpg
「計算研究会」メンバー

計算研究会の顧問でもあり,チームのコーチを担当する 大山 航 助教は、メンバーに向けて、「昨年は初参加だったため少し雰囲気に飲まれた様子がありました。今年は経験を活かして昨年以上の成績を達成できるよう期待しています。祝勝会には計算研のメンバーも参加させたいと思いますが、人数が多いので会場の予約が大変です」と、激励しています。

  • *1 今年度の国内予選参加の様子は6/27付の記事をご覧ください。
  • *2 国内予選の結果はこちら

ACM-ICPC(国際大学対抗プログラミングコンテスト)とは?

ACM-ICPC とは、ACM (Association for Computer Machinery) という計算機学会が主催する、International Collegiate Programming Contest (国際大学対抗プログラミングコンテスト) という名前のプログラミングコンテストです。同じ大学で3人一組のチームを作り、チームでプログラミングと問題解決の能力を競う大会です。全世界で毎年3万人以上が参加する大会に成長しています。

ACM-ICPC の世界大会では、各国で開かれる地区大会を勝ち抜いたチームが、大学を代表して腕を競います。世界大会には、一つの大学から一つのチームしか参加できません。そのため、大学対抗プログラミングコンテストと位置づけられています。

公益財団法人情報科学国際交流財団 (IISF) の ICPC 事業の公式ページ