人間情報学研究室4年生がFIT奨励賞を受賞

情報工学科4年生(人間情報学研究室)の近藤慎之介君が、第15回情報科学技術フォーラム(FIT2016)で、FIT奨励賞を受賞しました。

今年度の情報科学技術フォーラムは9月7日~9日に富山大学で開催され、ヒューマンコミュニケーション&インタラクション分野の生体センシングとその応用セッションでの近藤君の研究論文発表がたいへん優秀であると評価されました。

受賞者:近藤慎之介

論文タイトル:「サイバー酔の発症におけるベクションおよび主観的鉛直の関与」

論文著者:近藤慎之介・宮野悠馬・森昭智(三重大)・菅原朋子・田口敏行(豊田中研)・井須尚紀(三重大)

発表要約:

視覚対象物に対する認識を利用し、等しい運動でも知覚されるベクションが異なるように3Dアニメーションを製作して視運動刺激に用いた。不快感強度、主観的鉛直方向とその変動感覚、およびべクション強度を心理学的に測定するとともに眼球運動を計測した。べクションを並進/回転および方向(主観的鉛直に対する相対的方向)によって区分し、種類毎のベクション強度および主観的鉛直の方向変動感覚を説明変数として不快感強度の重回帰分析を行った。重回帰モデルの偏回帰係数や刺激の種類毎に求めた定数項の推定値、および眼球運動速度の測定値から、サイバー酔に対するベクション、主観的鉛直、および眼球運動の関与を定量的に検討した。

近藤君、おめでとうございます!今後のますますの活躍を願っています。

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