アジア地区予選に進出:ACM-ICPC国際大学対抗プロコン 

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6月26日(金)に開催された ACM-ICPC(国際大学対抗プログラミングコンテスト)国内予選(*1)で、情報工学科のチーム Head Mounted Dijkstra が、372チーム中40位となり、アジア地区予選つくば大会に進出する 35 チームに選抜されました。今回の国内予選には、情報工学科から9チームが参加し、大学別順位は参加82大学・高専中第22位でした(*2)。

アジア地区予選つくば大会に出場する Head Mounted Dijkstra は、毛利真士君(1年生)、土井優輝君(3年生)、浜中健太君(3年生)の学部生チームです。

プログラミングコンテストなどに興味があった3人が、自然と集まるようになり、チームを結成したのは、エントリー締め切りの1週間前でした。それから予選当日までの2週間は、主に放課後に過去問題に取り組み練習を重ねました。練習するうちに、それぞれの得意な分野や課題がみえてきたそうです。

予選当日は、主に浜中君が問題の分析と解き方の方向性を考え、毛利君がコーディングの速さを生かしてプログラム作製を、土井君が2人のサポート的な立ち位置で、チェックとエラー訂正をするという役割分担で臨みました。

予選中盤では,問題検討の結果、役割分担を入れ替えました.この役割変更作戦がうまく働き、出題8問中3問を短時間でクリアし、みごとに国内予選突破となりました。

11月末のアジア地区予選に向けて、これからは、プログラミング技術とともに英語力も高めていくそうです。結成したばかりの新しいチームで、伸びしろが大きく、ぐんぐんと実力をつけていく可能性があります。

11月28日(土)~30日(月)、つくばカピオ(予定)で開催されるアジア地区予選での活躍を期待しています。

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「世界大会出場を目標にしています!」(左から浜中君、毛利君、土井君)

 

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チームのコーチである 大山 航 助教は、メンバーに向けて、「三重大学からは初のアジア地区予選への挑戦ですので、失うものは何もないです。気負わずに気楽に普段の実力を発揮してもらいたいと思っています。一方で、せっかく参加するわけですから,一旗あげてやろうという気持ちもチームにはあるようです。そのチャレンジ精神を信じて、祝勝会の会場をすでに予約してあります」と、激励しています。

  • *1 今年度の国内予選参加の様子は6/29付の記事をご覧ください。
  • *2 国内予選の結果はこちら

ACM-ICPC(国際大学対抗プログラミングコンテスト)とは?

ACM-ICPC とは、ACM (Association for Computer Machinery) という計算機学会が主催する、International Collegiate Programming Contest (国際大学対抗プログラミングコンテスト) という名前のプログラミングコンテストです。同じ大学で3人一組のチームを作り、チームでプログラミングと問題解決の能力を競う大会です。全世界で毎年3万人以上が参加する大会に成長しています。

ACM-ICPC の世界大会では、各国で開かれる地区大会を勝ち抜いたチームが、大学を代表して腕を競います。世界大会には、一つの大学から一つのチームしか参加できません。そのため、大学対抗プログラミングコンテストと位置づけられています。

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